困る引越し荷物 有機ELテレビ

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困る引越し荷物 有機ELテレビ

最近なにかと頭を悩ませてる引っ越し荷物が有機ELテレビの存在です。

とにかく薄くて運搬時に壊れやすいという特徴があります。

有機ELテレビは、液晶テレビに必要なバックライト、プラズマテレビの特徴である放電スペースが不要で、非常に薄く作ることができます。 現在の液晶テレビの薄さ約5~7cmと比較しても、有機ELは約1/10程度となる5mmという薄さです。

有機ELテレビの映像表示は「自発光方式」。方式はプラズマテレビと同じですが、発光材料に有機物※を使います。 有機物は電圧がかかることで発光し、その現象を「有機エレクトロ・ルミネッセンス(Electro Luminescence)=有機EL」というため、有機ELテレビという名称になりました。
主な解像度は現在の4K液晶テレビと同じく、4K(3840×2160)です。4Kよりさらに上の8K(7680×4320)の開発も進められています。

パナソニックサイトから引用

薄さ5ミリ!

驚異的な薄さです。

最新のだと更に薄くなってるようですね。
薄くなればなるほど強度は落ちてきます。

聞いたところによるとピンポン玉をぶつけてもまずいとか。

持ち上げる際の指圧でも画面がいっちゃったという家電配送業者の話もありました。

普通の液晶テレビであれば50インチ以下なら一人で持つことができます。

その際、掴む場所は画面の『横』と『下』もしくは『横』と『横』です。

ですが有機ELの場合『横』をつかむ事が難しいので必ず2名で『下』を持って『上』は手を添えるだけという持ち方での対応をすることになります。

この持ち方についてはソニーのサイトでも注目喚起してます。

どのような状況のときも、テレビの画面(パネル部分)には、絶対に触れないでください。
強く押したりすることで、パネルが割れてしまう恐れがあります。

出典元:ソニー公式サイト

有機ELテレビの持ち方は以下の動画をご参考ください。

動画で見られるように基本的には最低でも2人必要って事になります。

ただ複数で持つことによって壊れる可能性が上がる場合もあります。

持ち手の力の方向性が変わった時に画面に『ねじれ』が起きる事があります。

部屋の中で上げ下げするぐらいでは問題はないと思いますが階段作業がある場合は話は変わります。

そうとう運搬難易度はあがるでしょう。

しっかり掴んでも壊れる

落としても壊れる

バランス崩しても壊れる

新人アルバイトには触れない荷物になりますね。

ちなみに『枠なし鏡』はどれだけ毛布巻いて梱包しても『ねじれ』が原因で大きなものだとすぐ割れます。

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運搬方法① テレビ専用箱に入れて運ぶ

専用箱に入れた輸送がもっとも安全になります。

専用箱とは配送時に入ってた有機ELテレビ専用段ボール箱です。

専用箱があればどこの引越し業者も普通に対応してくれるので問題はありません。

ですが、たいていのお客様は箱は処分もしくは配送業者が回収処理しています。

この有機ELテレビの専用箱はただの段ボールではありません。

長距離のトラック輸送、船輸送、混載輸送などの衝撃に耐えれるように設計制作されてるスペシャルな段ボール箱です。

引越しする際は、まずはこの段ボールの存在をご確認ください。

 

運搬方法② 保証なし輸送

専用箱がない場合、運搬方法として保証無し運搬を提案される事があります。

文字通り「運ぶけど壊れてもしりませんよ」ってことです。

と言っても乱雑に運ぶ訳ではありません。

液晶テレビの運搬で培ったノウハウでできる限りの対応はしますが、それで何かあってもごめんなさいってことです。

引越し業者の梱包が心配であれば、ご自身で梱包することもできないことではないです。記事の下のほうに薄型テレビの運搬用のダンボールのリンク貼っておきますのでご参考にしてください。

運搬方法③ 自分で運ぶ

有機ELテレビの重量はたいした事はありません。

ちょっと大きめの車を用意できるのなら、ご自身で運んだほうがコストは安くなります。

業者との面倒なやりとりや他人に壊される不安から解放されます。

運搬方法④ 保証付きで運搬をしてくれる業者を探す

現時点であれば実際に問い合わせしてみないと何とも言えない状況です。

面倒ですが探すしかありません。

支店レベルで対応がまちまちだったり、見積もり担当者、現場担当者の能力しだいで対応が変わることもあります。

現時点であればホームページ上で『有機EL対応可能』と公表してるところはほとんどありません。

唯一公表している業者は下記の記事に記載してますのでご参考にしてください。

有機ELテレビ対応業者

とはいえ、対応業者が見つかっても保証つきとなると破損率が高い荷物なので運搬料金もそれなりに高額になります。

少しでもお安くという事であればやはり他の業者と比較をしなければなりません。比較をするには一括見積もりサイトの利用がもっとも効率的です。

ちなみに家電の単品配送のプロ『ヤマトの家財宅急便』は2020年8月5日をもって有機ELテレビの取り扱いは終了と公表しています。

ヤマト公式ホームページ

単品の配送で使い勝手のいい赤帽も店レベルで違いがあるようですが基本的に対応不可のようです。

有機EL対応業者の探しかた

有機ELテレビの対応ができる引越し業者の選別は、一件一件問い合わせするとかなりの時間と電話代などのコストが浪費するかと思います。

現状であれば有機ELの対応をできるかどうかは実際に問い合わせてみないとわからない状況です。

そんなときに簡単に手早く業者の選定をするには『引越し業者の一括見積もりサイト』の利用が一番手っ取り早いです。

今すぐに運ばないにしても、『対応できる業者』選定と『だいたいの価格』を知っておくだけでも損はないと思います。

とりあえず自宅から知人宅みたいな感じで『有機ELテレビの単品輸送』で見積もりしてみてはいかがでしょうか。

見積もりは複数社まとめてとっても完全無料ですので利用する価値はじゅうぶんあります。

比較サイトは数多くありますが、おすすめの比較サイトのリンク貼っておきます。登録引越し業者数は日本一のサイトです↓

引越し侍の公式サイト

専用箱の重要性

日本は引越しの際に必ず家具と家電を移動させる文化がある国ですので日本のメーカーさんならもっと運搬の事を考慮した物作りをしてもらいたいものです。

持ち方次第で壊れる強度って構造上の問題があるのではないでしょうか。

部屋の模様替えも躊躇してしまいますよね。

ソニーの説明書には「修理、引越しの際は専用箱をご利用ください」と小さく記載されてます。

ですが、それに気づいてるお客さんほとんどいません。

重要性が分からないまま専用箱も手放してしまっている状況です。

故障したらどうすればいいんでしょうか?

専用箱が重要という事であれば、せめて納品時についている専用箱を極力に回収しないようにするとか、専用箱の重要性をお客さんにきちんと説明するなどの指導を配送業者に徹底して頂きたいところです。

薄型テレビ用の輸送ボックス

有機ELテレビの専用箱ではありませんが、液晶やLED等の『薄型テレビ』輸送用に作られた特殊な段ボール箱があります。

もちろん一般の人も普通に購入できます。

少しコツはいりますが、エアキャップ等(プチプチ)で段ボール内の隙間を上手く埋めれば、それなりに使える代物です。

実際に使用している引越し業者もいます。

※自分で梱包して「中身は液晶テレビです」と引越し業者に嘘ついたらダメですよ(笑)

下にリンク貼っておきますのでご参考にしてください。

55インチ薄型テレビ梱包用ダブル硬材質ダンボールと緩衝材セット (外寸:1315X365X870 段ボール3つ折り)

32-43インチ薄型テレビ梱包用ダブル硬材質ダンボールとエアクッション(約1.8MX1.2M)、底敷パット/天面固定パット、左右固定用パットのセット (外寸:1000X315X680)


引越し系の商品は繁忙期には、高額もしくは在庫がすぐなくなりますのでご注意ください

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