無料の段ボール届けてください

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段ボール無料サービス

引越し業者のホームページには必ず書いてる言葉だと思います。

ご依頼のお客様への無料のオプションサービスですね。

たまにですが、この無料サービスついて勘違いしている方が一定数いらっしゃいます。

『段ボールが欲しいので段ボールを届けてください』

と言う問い合わせがあります。

引越しの依頼かなと思い話を進めるとどうやらそうではないようです。

事情を聞いてみると引越しは自力でやるので段ボールだけを探して電話をかけてきてると。

ああ、そうですか。まあ、事情はわかります…

「引越し 段ボール無料」で検索したら引越し屋のサイトがでますもんね。

ですが引越し業者はボランティア団体ではないのですよ。

バリバリの営利団体です。

普通に考えたらそんな話が通るわけないじゃないですか。

世の中にはいろいろな無料サービスがあります。

例えばライス無料のラーメン屋にいって無料のライスだけ出してくれと言ってるようなもんです。

レジ袋無料のスーパーで袋だけくれと言ってるようなもんです。

店主がオール巨人師匠ならパンパンですわ。

こちらは業者という立場なので

『これは、引越しを、依頼された、お客様への、サービス、なんですよ~』

と宇宙人でも理解できるように優しく説明するのですがこの言葉ではなかなか理解してくれません。

いや、理解しようとしません。

ムリな話だと気付いててもまず食い下がります。独自の理論が展開されます。

『だってホームページに無料って書いてますよね?無料の物なら求めれば無料でくれるんですよね?』

自身の欲しいという気持ちが勝ってしまってるのでしょう。

一方的に気に入った女性に「会いたい」と言っているしつこいおじさんのようなもんです。

まさに自己中の呼吸です。

引越し業者に限らず、オプションサービスってものはあくまでも依頼をされたお客様へのサービスです。

自力で引越しする人はこちらかしてみるとお客様と呼ぶ存在ではありません。

「へぇーそなんだー頑張ってねー」という存在です。

本人からしてみると貰うという主張でお客様の立場になれてると認識してるのかもしれません。

『無料』という部分を切り取って、ゴリ押しできるほど世の中は甘くはありません。

ほんとうに困ってるのなら頼みかたってものがあります。

『すみません、引越し用の段ボールがなく困っております。取りに行くので少し分けて頂けないでしょうか?』と言うのが正しい言葉です。

ちなみに無料の中古段ボールなら、ドラッグストアー、スーパー、家電量販店などにあります。

私ならそんな手間をかけるんであればネット通販で買いますね。

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