引越しにかかる経費
どうせトラック代と人件費くらいでしょう?もう少し引越し料金安くならないかしら?
引越しの見積もり書だけをみればそんな感じだと思いますが実際はソコソコ経費はかかってます。
車両代 車両維持費 燃料代 保険代 人件費 資材代 広告費 賃貸料 通信費 外注費
商売してる以上これぐらいの経費は普通にかかってます。
引越し料金がそれなりに高いと言われてる大手引越し業者でも経費がヤバいぐらいかかってるので営業利益率は約10%ほどです。
消費者からみれば割高に感じられる引越し料金も実は利益は雀の涙程度なんです。
引越し代が3万なら純利益が3000円ってこと?
結果的にそうゆう事になります。
現在運送業界の会社の半数は赤字です。
全日本トラック協会のデータによると運送業界の平均利益率は-0.3%と言われてる中でこの利益率10%という数字は非常に優秀な数字だと思います。
ざっくりとした説明になりますが運送業で売上を上げると経費が伴ってくるので利益率は減ってきます。
利益を残すには仕事の単価を上げるしかないのですがそのぶん受注件数が減るので売上は減ります。
お客さんと背後霊のようについてくる経費で常に板挟み状態なんです。
上記の大手引越し業者は上手いこと客単価を上げる事と別の事業(電気工事・クリーンサービス)で成功してるのではないかと思います。
優秀な経営陣と営業マンがいるんでしょうね。
大手で10%なら中小だともっと利益が少ないの?
そうでもありません。
中小だと経費が少ないので『自社の集客力』があればそこそこ儲ける事ができます。
まとめ
まとめると運送(引越し)業界はたいして儲かってない商売って事なんです。
しかも問題は山積みです。
少子高齢化による人材難 免許制度によるドライバー不足 年々厳しくなる労務 高騰する燃料代と車両コスト 一括見積もりによる低料金化
お先真っ暗です。
明るい材料は一切ないです。
計算機を叩けば商売の天井が見えてしまうので夢も希望もない業界だと個人的には感じてます。
なので値下げ交渉は極力控えて頂きたいというのが引越し業者としての本音です(笑)
そうだったんですね。軽い気持ちで値下げ交渉してすみませんでした💧
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