【見聞色の覇気】すごい観察眼のお客さん

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すごい観察眼のお客さん

観察眼=見抜く力、気づく力です。

過去にすごい観察眼の持ち主のお客さんと出会ったエピソードです。

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引越し最中にたまにお客さんからジュースの差し入れがあります。

良くあるのは『お茶』ですね。

当たり障りのない誰でも飲みやすいので無難なチョイスだと思います。

ですが、そのすごい観察眼のお客さんは違いました。

差し入れしてくれたのは『ジョージアのヨーロピアン』と『ボスのブラック』でした。

『!?』

貰ったスタッフ2名は顔を見合わせて驚きました。

なぜかというと、それはスタッフ2名のドンピシャの好みの缶コーヒーだったからです。

差し入れ前に何か好みの質問があったわけでもありません。

頭の中は『なぜコーヒーの好みの銘柄までわかったんだろう!?』でグルグルです。

偶然にしてはあり得ない確率です。

テレパでもないと無理です。

納得がいかない状態でとりあえず引越し作業を終わらせたのですが、トラックに戻り、ようやくお客さんがなぜドンピシャのチョイスをしたのかわかりました。

私達のトラックのジュースホルダーにジョージアのヨーロピアンとボスのブラックがささってたのです。

そのお客さんは、わざわざトラックのジュースホルダーを確認してから差し入れを買いに行ってくれてたのです。

相手の心の中の要求に応える

このお客さんが見せてくれた気遣いがまさにこれです。

これは接客業をしてる自分にとって、常に目指してる部分ではありますがなかなかできる事ではありません。

一流の接客ができる人が兼ね備えてる希少な才能です。

察知と予想ができる見聞色の覇気みたいなもんです。

一流のホテルマンなのか凄腕の刑事なのかわかりませんが、とにかくすごい観察眼のお客さんでした。

勉強させてもらいました。

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