やる気が失せる迷惑なお客さん
現場歴20年の私が選ぶ、仕事のヤル気を奪う迷惑なお客さんをランキング形式でご紹介します。
第3位 荷造りが終わってない
完璧に荷造りが終わってる人はほぼいません。
なんだかんだ荷造りの不備はあるもんです。
全て完璧に仕上げてるお客さんは全体の10%を下回るんじゃないでしょうか。
なので多少の荷造り不備は目をつむるスタンスです。
『他の荷物運んでるので残りの荷造りしといてくださいね〜』とニコニコ顔でお願いします。
ところがごく稀にですが、まったく荷造りしてないお客さんに出会う事があります。
住んでいるそのまま状況で、一ミリの努力もみられない状況です。
あれ?引越し日を間違えたのかな?と思うくらいの悲惨な状況です。
最近でこそ私も大人になったので冷静に『追加費用』と『日程変更』の話を淡々とできるようになりましたが、若い頃は謝罪の姿勢がないお客さんだと、『こんなんじゃ引越しできねーすよ?』とケンカする勢いで物を申し上げてました。
引越しはお客さんと業者の共同作業です。
ご協力お願いします。
第2位 優柔不断なお客さん
第2位は優柔不断なお客さんです。
優柔不断で代表的な出来事だと『新居での家具の配置が決まらない』です。
これは意外に多いです。
なので常識レベルで迷うなら全然オッケーなんですが、たまにまったく決まらない、決めれないお客さんもいます。
あれこれアドバイスして時間かけてようやく決まったとしても『やっぱりこれはあっちの部屋に…』などと何度も手直しが必要になります。
なので都度作業が止まります。
この作業停止って余計に疲れます。
特に高齢のおばさんに多いんですが、感謝の気持ちもなく当たり前のように要求するタイプのお客さんも存在します。
『我々はあなたの奴隷じゃないですよ?』と言いたくなります。
新居の家具の配置…いや、自分の事は自分で決めておいてくださいね。
第1位 超神経質なお客さん
堂々の第1位に選ばれたのは超神経質なお客さんです。
困るなんてレベルではなく軽い営業妨害です。
- 絶対に傷つけないで
- もし破損したらどうする?
- 賠償はどこまで?
- 物音をたてないでほしい
- ほこりをたてないで作業してほしい
- 汗をかかないようしてほしい
- でも何時何分まで終わらして
思うだけなら良いのですが、このような要望を普通に言葉にしてきます。
こちらもプロなので、そこらへんは常日頃意識して作業してますが、言葉や態度にだされると作業のやる気は失せます。
タクシー乗る時、タクシーの運転手に絶対事故らないでって言いますか?
髪を切る時、失敗したらどう賠償するか美容師に聞きますか?
円滑な人間関係を構築するのにいちいち言いませんよね。
人と人が繫がるサービス業は両者の信用があって初めて成り立つものです。
人間のやる事であれば、100%の仕事は不可能です。
ある程度のリスクはあります。
やる前からごちゃごちゃ言うのなら自分でやってください。
この手のモノを言う神経質なお客さんは、ほぼクレーマー気質があります。言い返したらまずモメます。
関わらないのが1番なので、ウチはあれこれ理由をつけたり、高額な見積もり料金を提示してお断りしてますね。
まとめ
- 神経質なお客さん
- 優柔不断なお客さん
- 荷造りしないお客さん
現時点の迷惑なお客さんランキングはこんな感じです。
引越し屋ごときがお客さんに物申してじゃねーよと思うかもしれませんが、日本の引越し業者の品質や技術は世界一と言われてます。
その辺りを認識して、きちんと向かい合って頂ければ幸いです。
ご拝読ありがとうございました。
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